今月の支援から
生活困難者と家族の支援 ~連携支援で施設入所に繋げたケース~
こんにちは 広報部会世話人の南部地域包括支援センターの馬場です。
今回、市内の医療&介護関係機関の相談援助職の方々と連携して、生活困難と介護費用負担困難な状況から、生命の危機と家庭崩壊ギリギリのタイミングに介入して、家族の持てる力・能力も活用して、家族の繋がりを取り戻すことが出来たケースがありましたので、ご紹介します。
S様は70代前半の女性で、30代の長女・長男との3人暮らし。今年の3月、子供達が面倒を見てくれない。食事もほとんど食べておらず、動けないと…生活保護の受給を希望して、本人からSOSの電話が市役所にかかりました。
生活保護のCW⇔高齢者支援課の保健師と社会福祉士⇔地域包括支援センターの社会福祉士⇔総合病院の連携支援看護師⇔地域ケア病棟の連携室相談員⇔サービス付高齢者住宅の相談員と連携して、本人と介護者の支援を手分けして行いました。本人のSOSを受けてから80日程経過しましたが、今月に入り、無事に施設に入所する事が出来ました。(詳細は文頭のPDF資料を参照下さい)
入所の際に本人から『長男も付き添ってくれてうれしい!体重も2kg程ふえたのよ!』とキラキラした瞳と笑顔で、お礼の言葉を頂きました。
連携支援頂いた市内の相談援助職の皆様にこの場をお借りして、ご本人からのお礼を伝えたいと思います。ご協力有難うございました。